速達・書留・簡易書留・特定記録
重要な書類を送る際、郵便物には速達や書留、特定記録といった付加サービス(オプション)を利用できます。 これらは配送スピードやセキュリティ(追跡・補償)のレベルが異なるため、重要度やコストに合わせて適切に使い分けることが大切です。また、選択するサービスによって「ポスト投函が可能か、窓口手続きが必要か」という運用フローも大きく異なります。各サービスの特徴と選び方を解説します。
速達
(急ぎの配送を優先する場合)
通常の郵便よりも優先して配達されるサービスです。土日・祝日も配達されますが、追跡記録や補償は付帯しません。
特徴
- 配達スピードを優先(土日・祝日も配達)
- 配達記録や補償は付きません
出し方
ポスト投函 OK
表面に赤色の線と「速達」の表示があり、必要な料金分の切手が貼付されていれば、ポスト投函が可能です(もちろん窓口でも差し出せます)。
特定記録
(「送った記録」のみを安価に残したい場合)
引受の記録を残し、受取人の郵便受箱(ポスト)へ配達するサービスです。書留に比べて手数料が安く、手軽に利用できます。
特徴
- 引受記録(追跡)あり
- 受領印不要(ポスト投函)
- 補償なし
用途例
- 請求書や納品書の送付
- オークションの商品発送
出し方
【重要】窓口のみ
必ず郵便局の窓口で「書留・特定記録郵便物等差出票」を添えて差し出す必要があります。ポストへの投函はできません。
簡易書留
( 確実な手渡しと標準的な補償が必要な場合 )
引受から配達までの記録を残し、受取人へ対面で手渡しするサービスです。
特徴
- 追跡あり
- 手渡し(受領印または署名あり)
- 万一の際は一定額(5万円)までの実損額賠償あり
用途例
- 重要書類の送付
- 個人情報を含む書類
- チケット類
出し方
【重要】窓口のみ
必ず郵便局の窓口で差し出す必要があります。ポストへの投函はできません。
書留・一般書留
( 高額な補償と厳重な管理が必要な場合)
引受から配達までを厳重に管理するサービスです。
特徴
- 追跡あり
- 手渡し
- 申出額に応じた高額補償の設定が可能
用途例
- 実印を押した契約書原本
- 現金(現金書留)
- 再発行不可の証書
出し方
【重要】窓口のみ
必ず郵便局の窓口で差し出す必要があります。ポストへの投函はできません。
組み合わせて利用する場合
目的や重要度に応じて、速達と書留(または簡易書留)を組み合わせて利用することも可能です。「何を優先し、何を守りたいか」を基準に判断します。
- 速達 + 簡易書留 「急ぎ」かつ「配達記録を残したい」場合 期日のある申込書や、重要書類を急いで送る際によく利用されます。
- 速達 + 書留(一般書留) 「急ぎ」かつ「実損額の補償が必要」な場合 現金や非常に高価な証書類を、最短で安全に届けたい場合に利用されます。
料金受取人払いで利用する際の注意点
料金受取人払いの郵便物に、速達や書留などのオプションサービスを付加する場合、通常の郵便とは異なる手続きや確認が必要です。
郵便局への申請内容
料金受取人払いの承認を受ける際、「速達」や「書留」を利用することをあらかじめ申請書に記載する必要があります。
封筒への表示(印刷)
ここが最も重要です。 オプションを利用する場合、封筒の表面に所定の表示(赤い線や文字など)をあらかじめ印刷しておく必要があります。表示がないと、ポストに投函された際にオプション扱いされず、普通郵便として配達されてしまう恐れがあります。
利用可否の判断
返信用封筒として配布する場合、「受取人がポスト投函できるか(特定記録や書留は窓口差出のみ)」という運用フローも考慮する必要があります。
申請方法や封筒の作成(印刷データの作成)について、ご不明な点がございましたら、郵便局または当社へお気軽にご相談ください。