料金別納・料金後納郵便
料金別納・料金後納郵便は、大量の郵便物を発送する際、切手を貼る手間を省き、効率的に差し出せるサービスです。「料金別納」「料金後納」「料金受取人払い」は名前が似ているため混同されがちですが、それぞれ異なるサービスです。このページでは、3つのサービスの違いと使い分けを説明します。
料金別納郵便とは
封筒やハガキに「料金別納郵便」マークを印刷しておくことで、切手を貼らずに郵便を差し出せます。差出し時にその場で料金を支払う方式です。
こんな時に使います
- 10通以上の郵便物をまとめて発送したい
- 切手を貼る手間を省きたい
- その場で現金やキャッシュレス、切手で支払いたい
利用条件
- 差出通数:同時に10通以上
- 支払いタイミング:差出し時
- 支払い方法:現金・キャッシュレス・切手
- 事前承認:不要
- 担保:不要
出し方
- 「別納郵便物等差出票」に必要事項を記入します
- 「料金別納郵便」マークが印刷された郵便物を10通以上まとめて窓口へ持ち込みます
- 現金(またはキャッシュレス)または切手で料金を支払えば差出し完了です
マークは印刷だけでなく、郵便局でハンコを借りて押すこともできます
大きめの郵便局では、料金別納郵便のスタンプを無料で貸し出している場合もあり、自動印刷機を設置している局もあります。詳しくは各郵便局にご相談ください。
スタンプは見た目がやや劣るため、緊急時以外は印刷しておくと安心です。最終手段として、別納郵便のマークの上に切手を貼ってしまう事も可能です。
料金後納郵便とは
あらかじめ郵便局と契約を結び、郵便料金を月単位でまとめて後払いする方式です。利用条件や用途は「料金別納」と似ていますが、支払い方法が異なります。
こんな時に使います
- 月に50通以上、継続的に郵便を発送する
- 毎回窓口で支払うのではなく、月末にまとめて支払いたい
- 振込や口座振替で支払いたい
利用条件
- 差出通数:月に50通以上
- 支払いタイミング:月末などにまとめて
- 支払い方法:振込 or 自動引落
- 事前承認:必要
- 担保:郵便局の判断により必要な場合あり
いわゆる後払い(掛け売り)にあたるため信用取引となり、郵便局の判断によっては担保金などを求められる場合もあります。定期的に大量の郵便を差し出す企業・団体に適しています。
出し方
- 「後納郵便物等差出票」に必要事項を記入します
- 「料金後納」マークが印刷された郵便物を窓口に持ち込み、内容を確認してもらいます
- 差出し完了です
料金受取人払い郵便とは
郵便局に承認申請を行い、承認番号を取得して利用する方式です。郵便を受け取った人が「郵便料金+手数料」を支払う仕組みで、アンケートや資料請求などの返信用としてよく使われます。返信された分だけ料金が発生するため、想定回収率が50%未満の場合は、切手を貼って返送してもらう方式よりもコスト効率が高くなる傾向があります。
こんな時に使います
- アンケートの返信用封筒として
- 資料請求の返信用として
- 返信率が50%未満の場合(切手を貼るよりコスト効率が良い)
利用条件
- 差出通数:100通以上の配布
- 料金を支払う人:受取人
- 支払いタイミング:郵便受取時または月末まとめて
- 支払い方法:現金・切手・振込・自動引落
- 事前承認:必要
- 担保:都度払いは不要、後納払いは郵便局の判断
2つのタイプ
料金受取人払いには次の2タイプがあります。
- 料金受取人払い + その都度払い(別納)
- 料金受取人払い + 後納
申請時に、どちらの支払い方法を利用するかを郵便局に届け出ます。
3つのサービスの違い(まとめ)
ここまで説明した3つのサービスの違いを表で整理します。「料金別納」と「料金後納」は、差出人が郵便局に料金を支払う方式です。一方、「料金受取人払い」は、郵便物の受取人が郵便料金と手数料を負担するサービスです。
| 項目 | 料金別納郵便 | 料金後納郵便 | 料金受取人払い |
|---|---|---|---|
| マーク | ![]() |
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|
| 差出通数 | 同時に10通以上 | 月に50通以上 | 100通以上の配布 |
| 料金を支払う人 | 差出人 | 差出人 | 受取人 |
| 支払うタイミング | 差出し時 | 月末などにまとめて | 郵便受取時または月末まとめて |
| 支払い方法 | 現金・キャッシュレス・切手 | 振込 or 自動引落 | 現金・切手・振込・自動引落 |
| 切手 | 不要(別納マークの表示) | 不要(後納マークの表示) | 不要(料金受取人払いのマークの表示) |
| 事前承認 | 不要 | 必要 | 必要 |
| 担保 | 不要 | 郵便局の判断 | 都度払い:不要 後納払い:郵便局の判断 |
料金別納郵便・料金後納郵便のマークについて
ここからは、実際にマークを印刷する際に必要な、デザインや規定について詳しく解説します。
マークについては、色々と自由度があり、さらに値引き対象(配達日数に制限)となる表示ルールがあります。
一重枠(配達日数に制限がない、一般的なマーク)
サイズは20〜30mmの範囲で自由に設定できます。
広告付きは、実サイズの1/2の下側を広告(例えば、ロゴマークなど)を入れることができます。
差出人の住所・氏名が封筒・ハガキの外側に記載があれば、差出郵便局の表示は省略して問題ありません。
円形は一般的に正円が用いられますが、四角形では縦横の比率にわずかな変化をつける例もあります。正式な仕様や取扱いについては郵便局でご確認ください。

二重枠(2000枚以上で値引きあり)
2000枚以上、3日程度の送達(配達)を許容する場合、郵便料金の値引き適用があります。その他のルールは、一重枠と同じです。二重線の間は、1〜2mmの間隔が必要です。

三重枠(1万枚以上で値引きあり)
1万枚(5万枚・10万枚で値引率変更)以上、7日程度の送達(配達)を許容する場合、郵便料金の値引き適用があります。その他のルールは、一重枠・二重枠と同じです。

印刷位置
料金別納郵便・料金後納郵便のマークの印刷位置は、縦使いであれば左上、横使いであれば右上に表示されるよう規定されています。
※以前までは、印刷位置も細かく規定されていましたが、2025年11月時点では撤廃されています。

料金受取人払いのマークは、印刷位置・向きを含めて固定となります。

印刷色
料金別納郵便・料金後納郵便のマークの印刷色は、特に規定はないですが、下地の紙の色ときちんとコントラストが取れている印刷色が良いです。料金受取人払いのマークは、黒・濃紺・深緑と規定されています。
郵便物の種類について
郵便料金は、郵便物の種類によって異なります。ここでは、主な郵便物の種類を説明します。
ハガキ
「郵便ハガキ」または「POST CARD」の表示がない場合は封書扱いとなり、料金が高くなってしまいます。印刷忘れにご注意ください。
定型郵便
定形サイズ(長辺235mm以内 × 短辺120mm以内 × 厚さ10mm以内、重量50g以内)の封書は「定形郵便」として扱われます。なお、厚さが10mmを超えると、サイズが基準内でも「定形外郵便」の料金となりますのでご注意ください。
定形外郵便
定形外郵便には「規格内」と「規格外」があり、料金体系が異なります。
- 規格内:長辺 340mm × 短辺 250mm × 厚さ 30mm 以内、重量 1kg 以内
- 規格外:上記のいずれかを超えるもの
別納郵便物等差出票の書き方
料金別納郵便を利用する際は、「別納郵便物等差出票」に必要事項を記入して、郵便物と一緒に窓口へ提出します。
記入項目の詳細



①差出人様 住所・氏名
差出人(=ハガキ・封筒に記載している差出人)の情報を記載します。
②発送代行業者様 住所・氏名
代理で発送する場合、その代理業者の情報を記載します。
③差出年月日
郵便局に持ち込む日を記載します。
④料金等お支払い方法
別納郵便の支払い方法をチェックします。

⑤郵便物などの種類
以下のいずれかを記載します。
- ハガキ:ハガキサイズの場合
- 往復ハガキ:往復ハガキの場合
- 定型:定型郵便の場合
- 定型外:定型外郵便の場合
⑥特殊取扱等の種類
通常の郵便に追加の特殊な機能(「簡易書留」「一般書留」「速達」など)を追加したい場合、記載します。追加しない場合は、無記入です。
⑦重量・サイズ
郵便物の重量を記載します。なお、ここで記載するのは実際の重量ではなく、各区分の重量です。たとえば定形サイズの20gの郵便物は、「20」ではなく、規定内を示す「50」と記載します。
⑧地帯
記載は不要です。
⑨1通(個)の料金等
1通の料金(単価)を記入します。
⑩差出数
発送する通数を記入します。同じ仕様・1通の料金の数量をまとめます。重さが異なっても同じ枠内であれば、合計数を記載します。
⑪小計
「1通の料金」×「差出数」の小計を記入します。
⑫差出数の合計
差出数の合計を記載します。この差出数の合計が、10通以上必要となります。
⑬金額の総合計
金額の総合計を記載します。
⑭記入のポイント
1行毎に、同一サイズ・同一重量の郵便物(⑤⑥⑦)を記載します。
別納郵便物等差出票の記入例

ひとみ印刷所の料金別納・後納印刷サービス
ひとみ印刷所では、料金別納・料金後納郵便に必要な専用マークの印刷を承っております。
対応サービス
- 封筒・ハガキへの料金別納マーク印刷
- 封筒・ハガキへの料金後納マーク印刷
- 料金受取人払いマーク印刷
- 各種デザイン(一重枠・二重枠・三重枠、円形・四角形、広告付き)に対応
ひとみ印刷所に依頼するメリット
- 郵便局規定に準拠:サイズ、位置、色など、郵便局の規定を熟知しています
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ご相談・ご注文
印刷・加工・宛名印字・郵便割引の検討・発送方法の選定まで、窓口ひとつでまとめて対応します。宛名印刷のみのご依頼も、発送代行込みのご相談も可能です。

